縮毛矯正をかけたのに、なぜか毛先がカサつく。時間がたつと広がってしまって、朝のスタイリングがもたない…そんな日、ありますよね。
とくに40〜50代の「エイジング毛」は、水分保持力やハリ・コシが変化していて、昔と同じやり方だと乾燥しやすくなることがあります。
ここでは、乾燥してパサつく理由と、今日からできる具体的なケアをわかりやすくまとめました。無理のない方法で、ツヤとまとまりを少しずつ取り戻していきましょうね。
・縮毛矯正後に髪が乾燥してパサつく主な原因
・エイジング毛の“今”に合うインバス&アウトバスの手順
・熱から守るコツと成分の選び方、サロン相談ポイント
目次
なぜ乾燥してパサパサになるの?まずは原因をやさしく整理
乾燥の背景は1つではありません。年齢変化・薬剤や熱の影響・日々のケア習慣が重なって起きやすくなります。仕組みを知ると、対策の優先順位が見えてきますよ。
・水分保持力の低下(エイジング毛)
キューティクルが乱れやすく、水分が抜けやすい状態になります。湿気で広がり、乾燥でバサつきやすくなりますね。
・薬剤と熱の影響
縮毛矯正は薬剤+高温アイロンの工程です。髪が細くやわらかくなる年代は、以前より影響を受けやすくなりますよ。
・日々の乾かし方やブラッシング
タオルでゴシゴシ、乾かしすぎ、ブラシの摩擦などの小さな積み重ねが乾燥を加速させます。ここを整えると手触りが変わっていきます。
\POINT!/
「良い成分だからOK」ではなく、“今の髪に合うか”で選ぶのが近道です。年齢や季節で“合う基準”は変わりますよ。
今日からできるインバス対策(お風呂の中)
最初に見直したいのは、“落とし過ぎない洗い方”と“補修しながら保湿する”ことです。小さな工夫で手触りが育っていきますよ。
・シャンプーは「やさしく」洗う
頭皮は指の腹で小さく動かすイメージにすると、摩擦が減って乾燥を悪化させにくくなります。髪同士はこすらないようにすると安心ですね。
・選ぶならアミノ酸系+保湿系
ラウレス硫酸などの強洗浄より、アミノ酸系やベタイン系で“必要なうるおいを残す”方向にするとバランスが取りやすいですよ。
・トリートメントは“浸透→コーム→数分置く”
毛先→中間の順に。こすらず目の粗いコームで均一化→シャワーキャップで数分置いてから、ぬめりが残らない程度にすすぐと仕上がりが安定します。
\POINT!/
「しっとり狙い」でも重すぎはNGです。細い髪にはミルク寄り、中間〜毛先はオイルで“重ねる”など、部位別に使い分けるとベタつかず潤いますよ。
乾かし方とアウトバスで、乾燥を“これ以上進めない”
お風呂後の5〜10分が仕上がりを左右します。ここでのうるおいキープが、翌朝のまとまりに直結しますよ。
・タオルドライは「やさしく」プレス
こすらず、根元→中間→毛先へ水分をタオルに移すイメージにすると、摩擦が減ってパサつきにくくなりますね。
・ヒートプロテクト+ミルク→オイルの順で重ね付け
まずミルクで水分を抱え込み、その後に軽いオイルでフタ。ドライヤー前は熱保護成分入りにすると安心です。
・ドライヤーは根元から、最後は冷風
キューティクルを整えるように上から下へ風を当てて、仕上げの冷風でツヤ感がアップします。
\POINT!/
「乾かし切る→30秒だけ冷風」までがセットです。半乾き放置はパサつき・匂い・うねり戻りの原因になりますので、ここだけは丁寧に仕上げていきましょうね。
・しっとりケアを試したいとき
保湿と補修を両立した“ミルク系”は、乾燥しがちなエイジング毛と相性がいいですよ。
サロンで相談するなら?(ダメージを増やさず整えるコツ)
仕上がりの長持ちと乾燥対策は、サロンでの“選び方”でも変わってきます。無理に強い施術を重ねるより、やさしい調整で“今の髪”に寄せるのが安心ですね。
・酸性縮毛矯正を検討
アルカリに比べ負担が小さく、細い・やわらかい髪でもアプローチしやすいです。
・リタッチ/部分補正を活用
根元や表面の広がりやすい部分だけ補正して、全頭のダメージを回避すると落ち着きが続きやすくなりますよ。
・前後処理のトリートメントを“お願い”する
施術前の保護&後処理のpH調整で、パサつきと色抜けを抑えられます。仕上がりの安定感が変わっていきますね。
・泡立ちにこだわる人へ(やさしく洗いたい派)
アミノ酸系シャンプーで「やさしく」洗い、ミルクでしっとり、軽めのオイルでツヤ足しという流れが続けやすいですよ。
よくある質問(Q&Aでサクッと解決)
Q. オイルだけたっぷり付ければ乾燥は防げますか?
A. オイルは“フタ”の役割です。先にミルクやクリームで水分を抱え、その後に軽いオイルで整えると、ベタつかず潤いが続きやすくなりますよ。
Q. 朝の広がり対策は?
A. 霧吹きで軽く湿らせてミルクを少量。根元はふんわり、毛先は引っ張らず手ぐしで。最後に冷風でツヤを足すと落ち着きやすくなりますね。
Q. どのくらいで見直せばいい?
A. 季節の変わり目や髪型チェンジのタイミングで、“今の髪に合っているか”を見直すとトラブルを予防しやすくなりますよ。
まとめ
縮毛矯正後の乾燥は、エイジング毛の水分不足・薬剤や熱の影響・日々のケアの積み重ねが関係しています。
「やさしく洗う」「ミルク→オイルで重ねる」「冷風で仕上げる」「サロンでは酸性×部分補正」――この4本柱を意識すると、ツヤとまとまりが戻ってきますよ。
昨日より少しだけ“やさしい選び方”に変えるだけでも、髪はすぐに応えてくれます。無理なく続けて、ごきげんなストレートを育てていきましょうね。
次に読む
・縮毛矯正したのにパサパサ…原因とツヤを取り戻すホームケア完全ガイド
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・縮毛矯正してもまとまらない…3つの原因と対処法