冬になると、縮毛矯正をかけても髪がパサついて広がりやすくなりますよね。
空気が乾燥して静電気が起きやすく、マフラーやニットの摩擦も増える時期。とくに40〜50代の「エイジング毛」は水分保持力が落ちているので、いつもより乾燥ダメージを受けやすくなります。
ここでは、冬特有の“広がる・パサパサ・静電気”をやわらげる方法を、今日からできる手順でわかりやすくまとめました。無理のない工夫で、ツヤとまとまりを少しずつ育てていきましょうね。

この記事でわかること
・冬に広がる理由(乾燥・静電気・摩擦・年齢髪)
・冬モードのインバス&アウトバス手順と成分の選び方
・朝の広がりレスキュー、外出・就寝時の一工夫
・サロンで相談したい施術とメンテのポイント

冬に広がるのはなぜ?まずは原因をやさしく整理

寒い季節は、普段よりも髪が乾燥しやすくなります。要因が重なると、縮毛矯正していても広がりやすい状態になるんですよ。

・空気の乾燥→静電気
湿度が下がると、髪表面の電気が逃げにくくなります。静電気でキューティクルが乱れ、広がりやすくなりますね。

・マフラーやニットの摩擦
首回りのこすれは冬の“隠れダメージ”。表面のパサつきや毛羽立ち(アホ毛)につながりやすいです。

・エイジング毛の水分不足
年齢とともに髪の内側がスカスカになりやすく、水分を抱えにくくなります。結果、乾燥→広がるのループに入りやすいんです。

\POINT!/
「乾燥×摩擦×年齢髪」が重なると広がりやすくなります。
原因を分けて対策すると、少しずつ落ち着いていきますよ。

冬モードのインバス対策(お風呂の中)

“落とし過ぎない洗い方”と“補修しながら保湿すること”が基本です。小さな見直しから始めると続けやすくなりますよ。

・洗うときは「やさしく」
頭皮は指の腹で小さく動かすイメージにすると摩擦が減ります。髪同士はこすらないようにすると安心です。

・アミノ酸系シャンプー+保湿系
強洗浄より、必要なうるおいを残すタイプへ。ベタイン系や加水分解ケラチンなどの補修成分も相性がいいですよ。

・トリートメントは“浸透→コーム→数分”
毛先→中間の順にのせ、目の粗いコームで均一化。数分おいてから、ぬめりが残らない程度にすすぐと手触りが育っていきます。

\POINT!/
しっとりを狙っても“重すぎ”はNG。
細い髪はミルク寄り、中間〜毛先は軽いオイルを少量重ねると、ベタつかず潤いが残りやすくなりますよ。

乾かし方&朝の広がりレスキュー

お風呂あがりの5〜10分と、朝のひと工夫。ここを少し変えるだけで、髪のまとまりがグッと変わってきますよ。

・タオルドライは「やさしく」プレス
ごしごしこするのではなく、タオルで水分を“移す”イメージで押さえていきます。摩擦ダメージが減って髪がパサつきにくくなります。

・ヒートプロテクト+ミルク→オイルの順番で
まずはヒートプロテクト機能のあるミルクで水分を抱え込み、そのあとに軽めのオイルでフタをしてあげましょう。

・仕上げは冷風でキューティクルを引き締めて
ドライヤーの最後に冷風を上から下に当てると、ツヤ感が出やすくなります。朝の寝ぐせ直しは霧吹き+ミルクが効果的です。

\POINT!/
「しっかり乾かす→最後に冷風」までが冬の基本ルーティン。
半乾き放置はうねり・パサつき・ニオイの原因になるので注意しましょう。

また髪の乾燥対策にもってこいのアイテムとして、クリームシャプーがあります。

泡は立ちませんが、白泥で汚れを吸着してくれるとで汚れはちゃんと落ちる上にトリートメント不要でめちゃくちゃ髪がしっとりするのでオススメです。

ちょっとお高めですが、トリートメントが要らないのでコスパが悪いってわけではいので、お試ししてみたい人は私の体験レビューをチェックしてみて下さいね。

クリームシャンプーUSHIRO体験レビュー

外出・就寝時の一工夫(静電気と摩擦をやわらげる)

外出中や寝ている間に起こるダメージって、意外と積み重なりやすいんです。
ちょっとした工夫で、広がりを防げるようになりますよ。

・マフラーとの摩擦を減らす
首元にミルクタイプのアウトバスを薄くのばしておくと、摩擦ダメージが起きにくくなります。

・加湿&ハンドケアで静電気予防
室内は加湿器、手はハンドクリームで保湿しておくと、静電気を防ぎやすくなります。

・寝具を「滑りやすい素材」に
シルク素材のナイトキャップや枕カバーを使うと、寝返りの摩擦が減って朝のスタイリングもラクになりますよ。

サロンで相談するなら(やさしい施術で整える)

今の髪に合ったやさしい施術を選ぶと、ダメージを最小限に抑えながら、扱いやすい状態をキープできます。

・酸性縮毛矯正
アルカリよりも刺激が少なく、やわらかい髪に向いています。

・リタッチ&部分補正
気になる部分だけ整えることで、全体の負担を減らせます。

・前処理&後処理トリートメント
保護&pH調整でパサつき・色落ちを防ぎやすくなります。

\POINT!/
サロンでは「いつ・どんなときに広がるか」を伝えると、ぴったりのケアを提案してもらいやすいですよ。

白髪染めをしているエイジング毛を土台から改善するのが目的の発酵成分配合のシャンプー にKUROHAついてのレビュー記事はこちらこちら

まとめ

冬の「乾燥・静電気・摩擦」は、縮毛矯正した髪の広がりを招きやすい要因です。
“やさしく洗う”“ミルク→オイルで重ねる”“冷風で整える”“外出・就寝時の摩擦を減らす”“サロンはやさしい施術で”――
この5つを軸にすると、ツヤとまとまりがきちんと育っていきますよ。
季節に合わせてケアを少し変えるだけで、髪は素直に応えてくれます。できるところから、一緒に整えていきましょうね。

次に読む

縮毛矯正したのにパサパサ…原因とツヤを取り戻すホームケア完全ガイド
縮毛矯正後に広がる?年齢髪の乾燥ダメージと対策
自宅でできる簡単ストレートケア3ステップ