「昔は一度の縮毛矯正でサラサラがずっと続いたのに、最近は持ちが悪い気がする…」そんな風に感じていませんか?特に40代以降になると、髪の内部構造や水分保持力が変化し、縮毛矯正の効き方に違いが出てきます。この記事では、年齢髪(エイジング毛)で縮毛矯正が効きにくくなる理由と、改善に役立つケア方法を詳しく解説します。
原因①:40代から髪質が変化するワケ
「クセ毛」じゃなくて「エイジング毛」?
「最近、うねりや広がりが前よりひどくなった気がする…」
それ、単なるクセ毛じゃなくてエイジング毛の可能性があります。
エイジング毛とは、加齢によって髪の構造が変わり、うねり・パサつき・チリつきが出やすくなる状態のこと。加齢髪とか加齢毛、年齢髪とも呼ばれます。
髪の毛は、年齢とともに水分保持力・脂質・タンパク質バランスが崩れていきます。
特に女性ホルモンの減少や、頭皮の血行不良などが影響し、
「昔は真っすぐだったのに…」という髪質の変化が起こるのです。
💡「クセ毛」だと思って放置していると、合わないケアでさらに悪化することも!
なぜ縮毛矯正の効きが悪くなるの?
エイジング毛は若い頃の髪と比べて、
✔ キューティクルが弱くなる
✔ 髪の水分バランスが崩れやすい
✔ 施術中の薬剤の浸透にムラが出やすい
そのため、縮毛矯正をしても伸びが甘くなる、モチが悪いと感じるケースが増えてくるのです。
特に「根元はうまく伸びたのに、中間〜毛先がうねる」という人は、年齢による“髪の質感変化”が大きな原因。
💡施術後すぐはキレイに見えても、1ヶ月後にはパサパサ・チリチリ…なんてことも多いんですね。
髪の“ハリコシ・タンパク質”がカギ!
年齢髪が縮毛矯正に弱くなる理由のひとつが、タンパク質の減少。
髪の主成分であるケラチン(タンパク質)は加齢とともに減り、髪の“芯”が弱くなってしまいます。
✔ ツヤが出にくい
✔ コシがなくなってスタイルが崩れやすい
✔ アイロンや薬剤でダメージを受けやすくなる
といった状態を感じている人は多いのでは?
💡表面のキューティクルが薄くなることでツヤがなくなり、薬剤が内部に入りすぎて“ダメージ過多”になるということなのです。
\POINT!/
縮毛矯正の効きが悪く感じるのは、髪の構造そのものが変化しているから。
まずは「髪の栄養補給」と「ダメージを最小限に抑える施術」が大前提です!
原因②:昔のケアが今の髪に合っていない
そのケア、逆に「悪化」させてるかも?
「高級なトリートメント使ってるのに、なんで髪がバサバサ…?」
それ、今の髪に合っていないケアかもしれません。
特にエイジング毛に多いのがこのパターン・・・
✔ 重すぎるオイルやクリームが髪をベタつかせる
✔ 高濃度タンパク質系で硬く・ごわつく
✔ 洗い流しすぎ or 残しすぎでバランス崩壊
「昔は良かったのに…」は、髪質の変化にケアが追いついていないサイン。
年齢とともに“効くもの”は変わるのが普通です。
💡「良いものを使ってるのに効果がない」と感じたら、ケアの見直しを!
見直すべきは「洗い方・乾かし方・選ぶアイテム」
年齢髪はデリケートなので、刺激や摩擦にすごく弱いです。
✔ 洗髪時はゴシゴシしない・地肌をやさしく
✔ タオルドライはポンポンと優しく吸水
✔ ドライヤーは温風→冷風仕上げでキューティクルを閉じる
✔ 成分は「加水分解ケラチン」「セラミド」「CMC」など浸透・保湿系を重視
「乾かし方」ひとつで、翌朝のまとまりが劇的に変わります!
乾かす前に髪の水分をしっかりと整えるのもポイント。
💡ケアは“高価さ”より“相性”と“方法”が9割です!
「何を使うか」より「どう使うか」が大事💡
良いシャンプーやトリートメントを使っていても、
その使い方を間違っていたら…かえって逆効果。
✔ 髪の内部に栄養を届ける「順番」と「使い方」を意識する
✔ オイルやミルクは“乾かす前”と“仕上げ”で用途を変える
✔ 一気に変えず、1つずつ変えて効果を観察する
これらを意識した使い方をすることがエイジング毛のケアには特に重要なのです。
\POINT!/
エイジング毛は「与えすぎ」「重すぎ」に弱いからこそ、
軽やかで浸透しやすいアイテム×正しい使い方がカギになります💡
原因③:年齢による髪のダメージ蓄積
長年のカラー・アイロン・紫外線…蓄積ダメージが限界に?
「昔と同じようにケアしてるのに、髪がまとまらない…」
それ、今まではなんとかなってたダメージが、限界に達しているのかもしれません。
✔ 毎月のカラーや白髪染めで内部タンパク質が流出
✔ 紫外線・乾燥の蓄積でキューティクルが開きっぱなし
✔ 長年のアイロンで毛先の熱変性が進行
年齢による代謝の低下も、回復力を下げる原因。
一度傷んだ部分は自然には戻らないため、「現状維持」より「これ以上傷めない」が基本です。
💡「傷みやすくなった」ではなく「傷んだまま治らなくなった」が正確な表現かも!
エイジング毛+蓄積ダメージのダブルパンチ
加齢で髪が細く・柔らかくなる上に、蓄積されたダメージが重なると、
薬剤・熱・摩擦など、ちょっとした刺激でも深刻なダメージにつながります。
✔ 縮毛矯正の持ちが悪い
✔ トリートメントが効かない
✔ 髪がすぐ広がる・パサつく
「何をしても手応えがない…」という状態は、内部構造がスカスカになっているサイン。
表面だけツヤを出しても、芯がないとすぐに崩れてしまいます。
💡髪の「内部補修」を意識したケアを、できるだけ早くスタートしましょう!
内部補修ケアで“芯から立て直す”
40代以降の髪に必要なのは、表面コートではなく内部修復。
✔ 加水分解ケラチンやアミノ酸系成分で、髪の芯に栄養を補給
✔ ヒートケア成分(γ-ドコサラクトンなど)でドライヤー熱を味方に
✔ CMC(細胞膜複合体)配合のトリートメントでうるおいの通り道を補修
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「髪の芯から立て直すケア」×「最低限のダメージで済ませる工夫」
このダブルアプローチが、年齢髪の回復には不可欠です。
まとめ: 昔と同じ縮毛矯正では、年齢髪には効かない!
年齢を重ねると髪質は確実に変化します。
その変化に気づかず、昔と同じケアを続けていると「縮毛矯正が効かない」「ツヤが出ない」と感じるのも当然のこと。
・縮毛矯正してもすぐうねる
・トリートメントをしても手触りが良くならない
・アイロンを当ててもツヤが出ない
あなたの髪がこのような状態なら髪の状態が変わったせい。縮毛矯正が効かなくなったと感じるのは、髪からのSOSだと言えるでしょう。
この髪の状態が老化による変化だと気づくことによってヘアケアを見直すタイミングに気づけたあなたは、すでに美髪に一歩近づいています。
縮毛矯正が効かないのはサラツヤ髪の終わりではありません。
施術を効かせる方法を変えれば、年齢を重ねてもサラツヤ髪はまだまだ目指せるのです。