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年齢とともにうねりや乾燥、広がりが強くなると、朝のスタイリングが大仕事になりがちです。実は、夜の仕込みと朝の5分リセットをセットにするだけで、表面ツヤが続きます。
筆者の蘭本しのぶは縮毛矯正歴30年。細毛のチリつき、多毛・硬毛の広がり、白髪染め後の硬さなど、エイジング毛ならではの悩みを自分の頭と読者さんの声で検証してきました。この記事は、その経験を“わかりやすく”整理した実践ガイドです。
【この記事でわかること】
✅ 夜の仕込み(36〜38℃のぬるめ洗い → 層づくり → 乾かし)
✅ ヘアミルク→ヘアオイルの量・順番・薄膜づくり(数値の目安つき)
✅ 朝5分(根元ブロー → 低温140〜160℃×1スルー → 冷風30〜45秒)
✅ うまくいかない原因と、改善の当てはめ方
目次
1)夜の仕込み:やさしく洗う → 層づくり → 乾かし方
この章では、夜のルーティンを数値でそろえます。結論は「落としすぎない」「薄膜づくり」「冷風で固定」です。
やさしく洗う(36〜38℃)。地肌は指の腹でやさしく、髪は泡で包みこすらず流します。シャワー温度は36〜38℃のぬるめ。熱すぎると乾燥して広がりやすくなります。
層づくり(水分 → ヘアミルク → ヘアオイル)。タオルオフ後に、水分ミスト → ヘアミルク → ヘアオイルの順で薄く重ねます。目安は、ミディアムでヘアミルク直径1.0〜1.2cm(小粒パール〜1プッシュ弱)を中間〜毛先へ。ヘアオイルは1滴から。足りなければ1滴ずつ追い足しで調整します。
乾かしは、根元 → 中間 → 毛先の順に、ノズルを上から下へ。距離は15〜20cmをキープ。仕上げに冷風30〜45秒で形を固定します。枕摩擦はシルク枕カバーで減らせます。
しっとり守りたい日や、夜の仕込みで乾燥をとにかく避けたい日は、泥パック系の洗い上がりが合うことがあります。私の体感では、しっとり寄りに整えたい日の相性が良かったのが USHIRO でした。使い方とラインナップは公式がいちばん分かりやすいので、合いそうなら詳細を確認してから試してみてくださいね。
2)ヘアミルク → ヘアオイル:量と順番で“薄膜”をキープ
広がりケアの核心です。量のズレが失敗につながりやすいので、見える目安を決めておくと安定します。
ボブ〜ミディアムは、ヘアミルク直径1.0〜1.2cm、ヘアオイル1滴。セミロングは、ヘアミルク直径1.3〜1.5cm、ヘアオイル1〜2滴。多毛・硬毛は、ヘアミルクをやや増やし、ヘアオイルは1滴ずつ追加で微調整します。
水分 → ヘアミルク → ヘアオイルで、内部はやわらかく、外側は薄いヴェールになります。表面のパサつきは、手のひらに残ったヘアオイルで軽くなでる程度が失敗しにくい方法です。
内部のやわらかさを出したい日は内部補修系(例:リケラエマルジョン)。軽さ重視の日はサラッと系のヘアミルクが扱いやすいです。
3)朝5分のリセット:根元ブロー → 低温1スルー → 冷風固定
根元ブローは、ブラシとドライヤーで根元を起こし、表面はなでるように整えます。ノズルは15〜20cm、角度は上から下に15〜30度。
低温1スルーは、140〜160℃で必要な束だけ1回。10cmを1〜2秒が目安です。同じ束に繰り返し当てないことが、ダメージと崩れの両方を防ぎます。
冷風固定は、全体30〜45秒、セクション10〜15秒で形が安定します。より細かい当て方は「ヘアアイロン併用ルール」も参考になります。
うまくいかない時の原因 → 改善
例1:朝、表面がふわっと広がる/原因…オイル先多め・夜の冷風不足・根元の水分残り/改善…ミルク → オイルに戻す、冷風30〜45秒に延長、根元からしっかり乾かす
例2:夕方にベタついて束感が出る/原因…オイルが最初から多い/改善…オイルは1滴から開始、必要なら1滴追い。表面は手のひら残りで軽くなでるだけ
例3:前髪だけうねる/原因…根元の方向づけ不足・湿気の入り口/改善…前髪のみ低温140〜150℃×1スルー → 冷風10〜15秒
まとめ
今夜はシャワー温度を36〜38℃に。タオルオフ後は、水分 → ヘアミルク(直径1.0〜1.2cm) → ヘアオイル(1滴)で薄膜づくり。明日の朝は、根元ブロー → 低温140〜160℃×1スルー → 冷風30〜45秒。この流れで、湿気の日でも表面ツヤの安定感が変わります。ツヤは裏切らない。
軽さを保ちつつまとまりを出したい日や、トップがつぶれやすい細毛さんには、発酵系でさらっと仕上がるKUROHAが合うケースもあります。成分の相性や香りの好みもあるので、詳細を確認してから選ぶと失敗しにくいですよ。