「前より伸びてない気がする」「数週間でうねりが戻る…」そんな“効かない(効果がない)”感があるときは、いくつかの要因が少しずつ重なっていることが多いです。この記事では、原因と見直しポイントをわかりやすく整理して、今日からできるコツまでご案内します。
目次
まずは結論:ここを整えると手ごたえが変わる
最初に“行動メモ”だけ置いておきます。理由はこのあとわかりやすく解説しますね。
✅ シャンプーはやさしく(落としすぎない設計)へ切り替え
✅ ドライ前はヒートプロテクト、アイロン温度は控えめ+短時間
✅ サロンでは施術履歴と「優先順位(手触り/真っ直ぐ感/色持ち)」を共有
✅ 施術は酸性寄りや“ケア縮毛矯正”の考え方で負担を分散
「効かない」と感じる主な原因
ここでは、起こりやすい要因を“なぜそうなるのか”と合わせてわかりやすく整理します。
1)内部のうるおい不足(乾燥)
乾燥すると形がほどけやすく、うねりや広がりを感じやすくなります。強すぎる洗浄やゴシゴシ洗いも乾燥を加速させます。
✅ 対処:KUROHA(発酵黒髪シャンプー)など、やさしく洗える設計へ。
2)設計のミスマッチ(薬剤・時間・温度)
エイジング毛は反応の山が上がりすぎたり下がりすぎたりしがち。酸性〜微アルカリ域でコントロールし、前処理・中間処理・後処理を挟むと安定しやすくなります。
3)履歴の複雑化(白髪混在・カラー・パーマ)
根元と毛先で履歴が違う、白髪が混ざる…などで反応にムラが出やすくなります。部分ごとに設計を変えるとブレが減ります。
4)熱の当て方(ドライヤー・アイロン)
高温で長時間のスルーは表面が硬くなり、戻りやすさやパサつきの原因に。温度は必要最低限、スルーは短めが安心です。
今日からできる見直しステップ
道具は増やさず、毎日の小さなコツで十分です。ここからわかりやすく3ステップで。
やさしく洗う(マイルド洗浄)
指の腹で地肌をやさしく。泡で髪を包み、こすらず流します。週1〜2回は集中ケア日を作ると安定します。
水分→ミルク→オイルで層を作る
タオルオフ後は水分→ミルク→オイルの順で。内部補修ミルク(例:リケラエマルジョン)で面を整え、オイルで逃がさないように。
熱の前にひと手間(ヒートプロテクト)
ドライ前は必ず保護を。温度は控えめ、ブローは短時間でOK。しっとり守りたい日は、USHIRO(泥パック系シャンプー)の保護感ある洗い上がりもおすすめ。
サロンでの伝え方(ブレを減らすコツ)
情報がそろうほど、仕上がりのブレは減ります。メモ1枚でOKです。
✅ 直近12か月の施術歴(カラー・矯正・パーマ・ブリーチ)
✅ 普段のホームケア(シャンプー・トリートメント・オイル・アイロン温度)
✅ 優先順位:「手触り最優先/真っ直ぐ感最優先/色持ち最優先」など
参考:まとまらない時の見直し / 持ちが悪い原因と改善
よくある質問
最後に、迷いがちなポイントをわかりやすくQ&Aで。
Q. リタッチの目安は?
A. まずは3〜4か月を目安に。根元の伸びやうねり具合で前後します。
Q. 「効かない」は失敗?
A. 失敗とは限りません。洗い方や熱の扱い、施術設計の見直しで安定するケースが多いです。
まとめ
“効かない”の正体は、小さな要因の積み重ね。やさしく洗う→水分・ミルク・オイル→熱前保護、この3つを積み重ねるだけでも手ごたえは変わります。サロンとは履歴と優先順位を共有して、無理なく続けていきましょう。